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2台のピアノのための協奏曲 (プーランク) : ウィキペディア日本語版 | 2台のピアノのための協奏曲 (プーランク)[2だいのぴあののためのきょうそうきょく]
『2台のピアノのための協奏曲 ニ短調』()は、フランシス・プーランクが作曲したピアノ協奏曲である。プーランクが様々な鍵盤楽器のために作曲した5曲の協奏曲のうち3作目にあたる。 == 概要 == この曲は、エドモン・ド・ポリニャック公妃〔この後に作曲された『オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調』(1938年)も彼女の委嘱による。〕の委嘱によって1932年に作曲された。プーランクの評伝を書いたアンリ・エルによると、「ストラヴィンスキーのエコーの幾つかが、冒頭のアレグロ楽章の力強いリズムに聴かれるだろう。同時に1931年の植民地博覧会で、作曲者が聴いたバリ島の音楽のエコーである。ラルゲットは、モーツァルトのアンダンテのスタイルに基づいているが、中間部は速いワルツのテンポによっていて、終楽章では作曲者自身の心から決して遠くない、熟考された精神的な主題の一つが戯れている。このいくらか技巧的な二重協奏曲は、愉快な気晴らし以上のことを狙っていない作品である」と述べていた。 この協奏曲はプーランクの多くの曲と同様、美しく魅力的な旋律に溢れていて、洒落た和声の取り扱いや調の自由さと、ニュアンスの豊かさにも決して不足せず、愉悦に満ちたエスプリが聴き手の心を捉えて離さなくしている。 1932年9月5日にヴェネツィア国際音楽祭において、作曲者自身とジャック・フェヴリエのピアノ、デジレ・デフォー指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団によって初演された。
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